
SNSで「マッチングアプリはもうオワコン」という投稿を見かけました。
いまから始めても、もう誰も本気で使っていないのではと思うと、登録する気になれません。
こんなお悩みではありませんか?
「若い人は恋愛離れしている」「課金しても出会えない」といった声が広がると、30代後半からアプリを始めるのは遅いのではと不安になりますよね。
ただ、SNSで広がる言葉は、印象で語られていることも少なくありません。
でも安心してください。国の調査を見ると、最近結婚した夫婦がネットやアプリで知り合った割合は、むしろ増えています。
一方で、「恋人がいない」「恋愛に興味がない」と答える独身者が増えているのも、調査に表れている事実です。
今回は、国の調査や企業の公式発表をもとに「マッチングアプリはオワコンなのか」を確かめ、30代後半の女性がアプリをどう使えばいいか、疲れたときに何に切り替えられるかをまとめました。
- 国の調査では、ネットで知り合って結婚した夫婦の割合は6.0%→13.6%に上昇。結婚の出会いとしては「オワコン」ではない
- ただし独身者の76.3%が「交際相手がいない」と答え、恋愛への興味は下がっている(明治安田総合研究所)
- 35〜39歳では、出会いのきっかけは「知人の紹介」「職場」がアプリより多い。アプリは選択肢の1つと考えるのが現実的
- 疲れたら、自治体の婚活支援(東京都の「TOKYO縁結び」など)や、オンラインの結婚相談所に切り替える方法もある
「マッチングアプリはオワコン」と言われる3つの理由
「オワコン」と言われる理由をたどると、だいたい次の3つに分かれます。
- 課金しても出会えないという不満(いいねが来ない・会うまで進まない)
- 若い世代の恋愛離れ(そもそも恋人を探す人が減っている)
- 海外の大手アプリの不振のニュース(有料会員が減っている)
どれも、まったくの作り話ではありません。
ただ、「アプリで結婚する人が減っている」こととは別の話です。ひとつずつ数字で確かめていきます。
国の調査で検証:結婚した夫婦の「アプリで出会った」は増えている
まずは、実際に結婚した夫婦がどこで知り合ったのかを見てみます。
①出生動向基本調査:ネットで知り合った夫婦は6.0%→13.6%
国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」(2021年実施)では、SNSやマッチングアプリなどを使った「ネットで」という選択肢が初めて加わりました。
その結果、ネットで知り合った夫婦の割合は、2015年7月〜2018年6月に結婚した夫婦で6.0%、2018年7月〜2021年6月に結婚した夫婦で13.6%でした。
一方で「職場や仕事で」知り合った夫婦は、前回調査の28.2%から、2018年7月〜2021年6月の結婚では21.4%に下がりました。
なお、この調査は2018年7月〜2021年6月の結婚がコロナ禍で少なかった時期を含むため、「割合が上がった=件数が増えた」とは言い切れない、と調査自体が注意書きをしています。
②こども家庭庁:直近5年の既婚者の出会いはアプリが25.1%で最多
こども家庭庁が2024年7月に15〜39歳の2万人に行ったWeb調査では、直近5年で結婚した人の出会いのきっかけは、マッチングアプリが25.1%で最も多い結果でした。2位は職場や仕事関係・アルバイト先の20.5%です。
マッチングアプリを使ったことがある人は、既婚者で56.8%、未婚者で26.8%でした。
つまり、結婚した人ほどアプリを使った経験があり、まだ独身の人の多くは使っていない、という状態です。
③明治安田:1年以内に結婚した夫婦の出会いはアプリが3年連続トップ
明治安田生命が2025年10月に行った調査(20〜79歳の既婚男女1,620人)では、1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけは「マッチングアプリ」が30.4%で、3年連続のトップでした。
アプリを使った理由は「手軽に出会えるから」50.0%、「好みの相手を選ぶことができるから」39.5%、「職場に出会いがないから」28.9%の順です。
| 調査 | 対象 | アプリ・ネットで出会った割合 |
|---|---|---|
| 出生動向基本調査(国立社会保障・人口問題研究所) | 2018年7月〜2021年6月に結婚した夫婦 | 13.6%(その前の3年は6.0%) |
| 結婚・出会いの意識調査(こども家庭庁) | 直近5年に結婚した15〜39歳 | 25.1%(出会いのきっかけ1位) |
| 「いい夫婦の日」アンケート(明治安田生命) | 1年以内に結婚した夫婦 | 30.4%(3年連続1位) |

調査によって数字の大きさは違いますが、どの調査でも「アプリやネットで出会って結婚した人」は少数派ではなくなっています。
少なくとも「結婚につながる出会い方」としては、オワコンとは言えない結果です。
「アプリにはまともな人がいないのでは」という不安については、マッチングアプリはまともな人はやらない?7つの実態と見極め方でもまとめています。
それでも「オワコン」と感じる理由も、数字にある
一方で、「オワコン」と感じる人の気持ちを裏づける数字もあります。
①独身者の恋愛離れは進んでいる
明治安田総合研究所が2025年12月に18〜54歳の8,872人に行った調査では、未婚者のうち「現在交際相手はいない」が76.3%で、前回(2023年)の72.0%から上がりました。
「恋愛・交際に興味がある」未婚者は59.9%から49.5%に、「結婚したい」未婚者は47.3%から36.8%に下がっています。
アプリを使う人の母数そのものが細っている、という見方には一理あります。
②海外の大手アプリは有料会員が減っている
Tinderなどを運営する米国のMatch Groupは、2026年4〜6月期の決算で、グループ全体の有料会員(Payers)が前年同期比6%減の1,330万人だったと発表しました。
Tinderの有料会員は5%減の850万人。一方で、真剣な交際向けをうたうHingeは17%増の200万人と伸びています。
「アプリ全体が終わった」というより、気軽にスワイプするタイプから、真剣な出会い向けのサービスへ利用者が移っていると読むほうが、数字には合っています。
なお、Match Groupは日本のPairsも運営していますが、決算資料ではPairs単体や日本の会員数は公表されていません。
③35〜39歳では、アプリより「紹介」「職場」が多い
同じ明治安田総合研究所の調査で、恋人や結婚相手になりそうな人とどう出会うことが多いかを年代別に聞くと、35〜39歳の回答は次のとおりでした(複数回答)。
| 出会い方 | 35〜39歳 |
|---|---|
| 知人からの紹介 | 42.1% |
| 職場 | 36.6% |
| 飲み会・合コン | 29.3% |
| マッチングアプリ | 20.4% |
| 結婚相談所 | 6.2% |
25〜29歳(33.3%)や30〜34歳(30.9%)に比べると、35〜39歳でアプリを挙げる人は少なめです。
30代後半の女性にとって、アプリは「これしかない」ものではなく、いくつかある出会い方の1つと考えるのが現実的です。
30代後半の女性がマッチングアプリを使うなら
ここまでの数字をふまえると、アプリは「使い方しだい」と言えます。30代後半から始めるなら、次の3つを意識すると疲れにくくなります。
①同年代が多く、本人確認がしっかりしたアプリを選ぶ
20代が中心のアプリでは、30代後半の女性は相手探しに苦労しやすくなります。公式に「30代以上」「中高年」を対象にしているアプリを選ぶと、条件の合う相手を探しやすくなります。
また、日本でマッチングアプリを運営するには、都道府県の公安委員会への「インターネット異性紹介事業」の届出が必要です。公式サイトに受理番号が書かれているか、登録時に年齢確認(身分証の提出)があるかを確かめましょう。
詐欺や勧誘の見分け方は、マッチングアプリ・婚活の詐欺と勧誘の見分け方でくわしくまとめています。
②「いつまで続けるか」を先に決めておく
「課金しているのに出会えない」と感じるのは、終わりを決めずに続けて疲れてしまうことも一因です。
たとえば「3か月使って、実際に会えた人が1人もいなければ別の方法も試す」のように、自分なりの区切りを先に決めておくと、ずるずる課金せずにすみます。
③無料で使えるものから試す
女性は無料で使えるアプリも多くあります。まずは無料の範囲で、自分の年代や条件でどのくらいの相手がいるのかを確かめてから、続けるかどうかを決めても遅くありません。
30代後半から無料で始めるなら、マリッシュは候補の1つです。
公式サイトでは「30代〜50代の中高年世代に人気」とうたっており、女性は無料で使えます。東京都公安委員会への届出(受理番号 30160062002)も公式サイトに記載されています(2026年10月9日確認)。
再婚やシングルマザー・シングルファーザーを応援するプログラムもあるので、離婚歴があることを気にしている人も始めやすいアプリです。
女性は無料・30代〜50代に人気
料金や安全面をくわしく知りたい人は、マリッシュの口コミ・評判も参考にしてください。
アプリに疲れたら:30代後半女性の切り替え先3つ
アプリを試して「自分には合わない」と感じたら、無理に続ける必要はありません。数字の面でも、ほかの出会い方は十分にあります。
①自治体の婚活支援(東京都なら「TOKYO縁結び」)
こども家庭庁の調査では、都道府県の婚活支援で使いたいサービスの1位が「安心安全なマッチングアプリのサービス」(25.2%)でした。
東京都は2024年9月から、AIマッチングシステム「TOKYO縁結び」を運営しています。公式サイトによると、条件と費用は次のとおりです(2026年10月9日確認)。
- 対象:結婚を希望する18歳以上の独身で、東京都内に在住・在勤・在学の人
- 必要書類:写真付き本人確認書類・独身証明書・年収を確認できる書類など
- 登録料:11,000円(税込)で、活動開始の翌月1日から2年間
- 入会面談はオンライン。価値観の診断をもとにAIが相手を紹介
累計の入会申込数は約39,000人(2026年8月31日時点、公式サイト)。2026年4月の知事記者会見の資料では、4月20日時点で成婚208組、真剣交際660組と発表されています。
独身証明書の提出が必要なので、既婚者が紛れこむ心配を減らせるのが大きな違いです。東京以外でも、結婚支援センターなどを設けている道府県があるので、住んでいる地域の公式サイトを確認してみてください。
②オンライン完結の結婚相談所
「アプリだと真剣度がわからない」と疲れてしまった人には、結婚相談所という選択肢もあります。
結婚相談所は、入会時に独身証明書などの提出を求めるところが一般的で、お見合いの調整などもスタッフが手伝ってくれます。費用はアプリより高くなるので、結婚相談所の料金相場で総額を確かめてから選ぶと安心です。
費用をおさえたいなら、オンラインで完結するnaco-do(ナコード)が候補になります。
公式サイトでは、初期費用66,000円・月会費16,800円・成婚料0円(税込)で、3つの連盟の会員データベースを追加料金なしで使えるとしています。「90日間お見合いが成立しなければ全額返金(適用条件あり)」の制度もあり、入会時には独身証明書の提出が必要です(2026年10月9日確認)。
アプリと並行して、まずは無料相談で「自分の条件だとどのくらいの相手に申し込めるか」を聞いてみると、比べやすくなります。
オンライン完結・成婚料0円
③知人の紹介・職場・趣味の場
35〜39歳では「知人からの紹介」(42.1%)が出会い方のトップでした。明治安田生命の調査でも、1年以内に結婚した夫婦の2位は「友人・知人の紹介」(19.2%)、3位は「職場の同僚・先輩・後輩」(17.6%)です。
「いい人がいたら紹介してね」と身近な人に伝えておくだけでも、アプリとは別の入口が増えます。
| マッチングアプリ | 自治体の婚活支援(TOKYO縁結び) | 結婚相談所(naco-do) | |
|---|---|---|---|
| 費用(女性) | 無料のアプリもある | 登録料11,000円/2年 | 初期費用66,000円+月16,800円・成婚料0円 |
| 独身の確認 | 年齢確認は必須(独身証明はアプリによる) | 独身証明書が必須 | 独身証明書が必要 |
| 向いている人 | 気軽に、まず相手を探してみたい | 都内在住・在勤で、安く真剣に探したい | サポートを受けて結婚を急ぎたい |

アプリが合わなかったからといって、あなたに魅力がないわけではありません。
出会い方を変えたら、うまくいく人もいます。疲れたら休んでもいいし、別の方法に切り替えてもいいのです。
婚活に疲れて休むか迷っている人は、婚活に疲れた…やめてよかった?体験談と、休むか続けるかの判断基準も読んでみてください。
マッチングアプリのオワコン説についてよくある質問
マッチングアプリの利用者は減っているのですか?
日本全体の利用者数を毎年まとめた公的な統計は見当たりません。海外ではMatch Groupの有料会員が前年より6%減っている一方、Hingeのように伸びているサービスもあります。国内の結婚した夫婦の調査では、アプリで出会った割合はむしろ上がっています。
30代後半からアプリを始めても、もう遅いですか?
遅くはありません。ただ、35〜39歳ではアプリより「知人の紹介」や「職場」を出会い方に挙げる人が多いのも事実です。アプリだけに頼らず、ほかの方法と組み合わせると気持ちが楽になります。
課金しても出会えないのはなぜですか?
理由は人によって違うため、一概には言えません。年代の合わないアプリを使っている、プロフィール写真や自己紹介が伝わりにくい、などが考えられます。使う期間を決め、区切りの時点で続けるか切り替えるかを判断するのがおすすめです。
自治体のマッチングは誰でも使えますか?
自治体ごとに条件が違います。たとえばTOKYO縁結びは、東京都内に在住・在勤・在学している18歳以上の独身の人が対象です。住んでいる地域の公式サイトで確認してください。
まとめ:マッチングアプリはオワコンではない。でも「それだけ」に頼らなくていい
- 結婚した夫婦がアプリやネットで知り合った割合は、国の調査で6.0%→13.6%、こども家庭庁の調査では出会いのきっかけ1位(25.1%)
- 一方で独身者の恋愛離れは進み、海外の大手アプリは有料会員が減っている
- 35〜39歳では、知人の紹介や職場がアプリより多い。アプリは出会い方の1つ
- 疲れたら、自治体の婚活支援やオンラインの結婚相談所に切り替える方法もある
SNSの「オワコン」という言葉に振り回されず、自分に合う出会い方を、期間を決めて試してみるのがいちばんの近道です。
まずは無料で、同年代の相手がどのくらいいるか見てみませんか?
女性は無料・30代〜50代に人気
出典
- 国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」結果の概要(ネットで知り合った夫婦 2015年7月〜2018年6月の結婚6.0%、2018年7月〜2021年6月の結婚13.6%)
- こども家庭庁「若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ」ウェブアンケート調査結果(速報)(2024年7月・15〜39歳20,000人。出会いのきっかけ マッチングアプリ25.1%、利用経験 既婚56.8%・未婚26.8%)
- 明治安田生命「いい夫婦の日」に関するアンケート調査(2025年11月19日)(1年以内に結婚した夫婦の出会い マッチングアプリ30.4%)
- 明治安田総合研究所「恋愛・結婚に関するアンケート調査」(2026年2月5日)(未婚者の交際相手なし76.3%、35〜39歳の出会い方)
- Match Group, Inc. 2026年第2四半期 株主向けレター(2026年8月4日、米SEC提出資料)(Payers 1,330万人・前年同期比6%減、Tinder 850万人・5%減、Hinge 200万人・17%増)
- 東京都「TOKYOふたりSTORY AIマッチングシステム(TOKYO縁結び)」(入会条件・登録料・累計入会申込数。2026年10月9日確認)
- 東京都 知事記者会見資料(2026年4月24日)(2026年4月20日時点 成婚208組・真剣交際660組)
- マリッシュ公式サイト(2026年10月9日確認)・naco-do公式サイト(料金・連盟・返金制度。2026年10月9日確認)


